東京マルイが確立した「電動ガン」市場の基盤を築いたモデルの一つで、スタンダード電動ガンの代表格とも言える品。1994年4月の発売以来、同年6月に発売された固定銃床タイプとともに初心者~中級者向けのベーシックなAK電動ガンとして実銃に負けないほど永らく生産されています。固定銃床タイプは2024年に生産終了となってしまいましたので、おそらくこちらも間もなくでしょう。
実銃のAK47S
ソビエト連邦のミハイル・カラシニコフが設計した世界で最も普及したアサルトライフルAK47の銃床を、空挺部隊や車両搭乗部隊にも使いやすい折りたたみ式のフォールディング・ストックとしたもの。AK自体が3大アサルトライフルの中では一回り小型な事もあり、現代のPDWにも迫る携帯性を獲得している。
製品の特徴
スタンダード電動ガンAKシリーズでは、それまでのMP5・M16よりもさらにリアル志向を高め、東京マルイとしては初めて実銃採寸によるリアルサイズ化・リアルなディテール化が行われました。グリップなどは樹脂製ですが、リアルな木目が再現されており当時のガンマニアを驚かせました。また、ガン自体の強度アップも兼ねて金属素材のパーツが積極的に採用された事も、リアリティの向上に一役買っています。AKシリーズはあくまでオモチャ業界からの刺客的存在だった東京マルイが、本格的にトイガンメーカーとしての地位を築いていくきっかけとなった製品と言えるかもしれません。
AK47Sは非常にコンパクトならめバッテリーを収めるスペースが乏しく、そのため俗に「ウナギバッテリー」と呼ばれる極端に細長い形状のバッテリーが発売されました。
600連というマルイ電動ガン最多の弾数を誇る連射マガジンが別売りされていたのもサバゲーマーにとってはポイントでした。
査定のポイント
古いモデルとはいえ製造数が非常に多く、AK系の機種は他社での商品化も多いので希少性というところではあまり買取価格につながらない品ではあります。
少しでも高額買取を目指すのであれば、やはり使用後は汚れを拭き取って元の箱に戻し、湿気や直射日光を避ける事が必須となってきます。
長期保管時はHOPを最小にしておきましょう。電動ガンですので、バッテリーも接続しっぱなしだと基盤に負担がかかってしまいます。また、セミオートで数発撃ってから保管するようにするとピストンが長持ちします。
しっかり保管されていた物であれば、製造が古い時期であっても満額買取が狙えます。買取ボーナス対象にもなるので投げやりにせず、少しでも良い状態で買取にお出しください。
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