サイレンサーを装備し、特殊部隊テイストを追求した東京マルイP90電動ガン。通常のP90に続いて2002年より発売されました。
通常のP90に関しては既にFET搭載の後継機P90プラスが販売されているものの、天面ピカティニーレイルと俗にカジキマグロと呼ばれる形態の再現で、2025年現在まだ独自の地位を保っている商品です。
実銃のP90 TR
従来のサブマシンガンとは一線を画す、PDW(個人防護火器)の存在を世に知らしめた存在。ファマスなどで既に採用されていたブルパップ構造に加え、全体のデザインにエルゴノミクスの考えが取り入れられた未来的なシルエット、防弾ベストを貫通可能ながらコンパクトな5.7×28mm弾が納められた半透明のマガジンを上部に装填する独特な構造、ハンドルやレバー類が全てアンビ(左右両方対応)になっているなど、当時の常識を覆す設計の銃でした。設計はベルギーのFN社。
当初は上部に固定装備のドットサイトを備えていたP90ですが、時代の流れで現在は天面にピカティニー・レールを設けた「TR(トリプルレイル)バージョン」が通常モデルとなっています。
製品の特徴
実銃採寸ではないようですが、ユニークなフォルムがよく再現されており、エルゴノミクスデザインの効果を充分実感できる仕上がりです。半透明のマガジン内部にはダミーのカートリッジが仕込まれています。トリガーを引く長さでもセミフル切り替え可能なセレクター機構までも再現されています。さらに電動ガンながら本物同様のテイクダウン(メンテナンスのための分解)も再現されています。
実銃では標準装備ではないものの、SOCOMタイプのサイレンサーが付いてくるのも嬉しいところ。こちらは実際にBB弾の発射音をある程度抑制してくれます。備え付けのドットサイトは実銃通り廃止されましたが、ある程度のサイズまでならドットサイト・スコープをつけたまま箱に入れられるようになっています。
バッテリーはミニSのニッケル水素バッテリーを使用。モーターは東京マルイEG1000。
買い取りのポイント
長期保管されている物はHOPが最小になっているか、バッテリーが外されているか、ピストンが前進した状態で停止しているか要チェックです。ピストンが前進しているかわからない場合はひとまず一度バッテリーをつなぎ、セレクタをセミオートにして1発だけ空撃ちすればOKです。
天面ピカティニーレイルにエレクトロドットサイト・エレクトロスコープを取り付けたまま収納している場合は、電池が入りっぱなしになっていないか要確認。電池の液漏れで内部の損傷が拡大していく状態だと、どうしても買取価格を下げざるを得ません。今一度ご確認の上、液漏れしていた場合はビニール手袋を着用し、濡らした綿棒などで拭き取ってください。
しっかり保管されていた物であれば、製造が古い時期であっても満額買取が狙えます。状態が多少悪くても買取ボーナス対象にはなるので、諦めず少しでも高価買取を目指しましょう。
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