[東京マルイ] H&K G3 SG/1

A3・A4の発売か約半年後の1995年4月に発売された東京マルイ H&K G3 SG/1。厳選したG3から作られたスナイパーモデルとあってこれらのアッパーバージョン的な位置付けで、2025年現在も現役で東京マルイのカタログに載っている商品です。発売当初は電動ガン時代最初期なのでバッテリーはニッカドラージ仕様でしたが、現在生産されている物はミニ端子へのコネクタが付属し、ニッケル水素ミニSバッテリーが推奨となっています。

実銃のG3 SG/1
世界三大アサルトライフル・世界四大アサルトライフルにも数えられる名銃G3の中でも製造ラインから精度の高い個体を選別し、精密射撃用に改良されたモデルです。バイポッドを内蔵した延長ハンドガード、チークライザー付きの固定ストック、ツァイス・ディアバリ DA 1.5-6×36スコープを装備し、風偏差調整機能やBDC（弾道落下補正）機能を備えた、いわゆる狙撃銃／スナイパーライフルですが、G3由来のセミオート・フルオートの切り替えはそのまま。今では当たり前になっているマークスマン・ライフルの走りとも言うべき存在です。
ドイツの国境警備隊GSG-9など対テロ部隊で現在も運用されています。

製品の特徴
もともと当時の電動ガンの中でも弾上がりの良さや命中性能の評判の高かったG3に本物同様のチークパッドやバイポッドを装備したモデルという事で、こうしたマークスマン・ライフル的な運用のできる電動ガンはカスタム品以外では初めてな事もあり発売当時は人気となりました。ただ、スコープは再現されておらず、別売りのマルイ純正マウントベースを介して同じくマルイ純正のプロスコープを取付ける事が推奨されていたようです。
後年流行のピカティニーレイル・M-LOKなどには対応していないため、まだ現役とはいえ人気には翳りが見えるのですが、実銃通りにPSG1やMP5とも一部パーツが共用できるなど、拡張性もそれなりにあるモデルです。

買い取りのポイント
現役品なのでプレミアこそつきませんが、元々アッパーバージョンという事で同時期の電動ガンより少し買取額がアップします。
チークパッド部分は、ストックに接着剤でくっつけられているだけ＆柔らかいウレタン系スポンジに近い素材ということでかなり劣化・摩耗しやすくなっています。交換用パーツの販売もなく、そうなると完全に剥がして自作チークパッドを貼り付けるしかなくなるので買取額に大きく関わってくるところです。
どうしても長年の使用には耐えられないのですが、使用後の汗をしっかり拭き取る、直射日光にさらさず湿気のないところで保存する、シリコンスプレーでコーティングする等で寿命を延ばすことはできます。
長期保管されている物はHOPが最小になっているか、バッテリーが外されているかも要チェックです。しっかり保管されていた物であれば、生産時期が古い物でも満額買取が狙えます。状態が多少悪くても買取ボーナス対象にはなるので、諦めず少しでも高価買取を目指しましょう。

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