KTWが販売するエアーコッキングガン「フリントロック・ピストル」は、18世紀に広く用いられた火打石銃をモデルにした一丁です。実銃のベースは、1770年代にアメリカ初代大統領ジョージ・ワシントンのために製作され、のちにウェストポイントへ寄贈された特注のフリントロック・ピストルで、その格式ある雰囲気を再現しています。全長360mm、重量約740gという取り回しやすいサイズながら、6mmBB弾を12発装填可能で、実射性能を備えたエアガンとして仕上げられています。「フリントロック・カービン」もございます。
特徴
KTW フリントロック・ピストルの魅力は、古式銃ならではのギミックを備えた操作機構にあります。ハンマーを起こすことで内部ピストンが後退し、当たり金が戻るとBB弾がチャンバーへ送られ、引き金を引くとピストンが前進して弾を発射すると同時にハンマーが落ちるという、フリントロック銃らしい一連の動きを再現しています。さらに発射後にはハンマーが当たり金を叩いて跳ね上げる構造も盛り込まれ、実銃の雰囲気を体験できる点が特徴です。外装にはクラシックスチールメッキが施され、ジョージ・ワシントンの銘刻印や金槌形状のグリップエンドといった意匠が重厚な存在感を与えています。内部は精密な3ギヤ機構によって駆動し、可変ホップアップも設けられています。ABS製のストックを用いつつも質感の高い仕上がりとなっており、観賞用としても射撃用としても楽しめるモデルです。
査定のポイント
査定においては、まずメッキや刻印といった外観の保存状態が重要になります。クラシックスチールメッキのくすみや剥がれ、黒色パーツや真鍮部の変色がないかどうかが評価に直結します。ハンマーや当たり金の動作がスムーズであるか、ホップアップが正常に機能するかといった実射面も重要なチェック項目です。また、ストックの割れや欠けの有無も見逃せません。加えて、破損しやすい内部ギヤやスプリングの状態が良好であれば、さらに評価が高まります。元箱や説明書等の付属品が揃っていれば満額査定につながります。歴史的背景を持つ銃をモデル化した希少なエアガンであるため、コレクターや古式銃愛好家の間では需要が高く、良好な状態であれば高価買取が期待できる一丁です。
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