S&W M39発火モデルガンはマルシンが1980年代から作り続けています。こちらは2017年に再販されたABSシルバーモデルで、2025年6月現在最新の物となります。
実銃のS&W M39
1954年に発売されたS&W初にしてアメリカ初のダブルアクション式オートマチックピストル。その後のS&W自動拳銃の基本となったモデルです。
ショートリコイル方式、9mmパラベラム弾仕様で、内部機構はDAオートの先駆であるワルサーP38や、ブローニング・ハイパワーを参考としています。
45口径信奉者の多いアメリカ生まれなせいか、似たような特徴を持つ機種のベレッタ92やSIG P226よりも先の発売でありながら、特に目立った存在ではありません。
ただ、マニュアルセフティ機構を持つ点から警察等の公的機関では高く評価され、S&W M&Pへの禅譲に成功しています。
製品の特徴
初期のモデルは同時代にMGCもM39モデルガンを発売しており、激しいシェア争いを繰り広げていました。マルシンはマガジンセフティ、ショートリコイル構造など実銃の特徴を忠実に再現する事にこだわり、MGCと差別化を図ってきました。その甲斐あってマイナー機種ながら映画やドラマ等での活躍もあり、根強い人気があります。
2020年にはカートリッジ中央に発火ピンが当たるセンターファイアー方式に改良されるとの発表があったのですが、2025年現在発売には至っていません。
標準で5発が付属するカートリッジは旧PFCカートリッジで、最新のX-PFCカートは使えなくなっています。
MGCモデルが発売されていたのは随分前なので、見分ける必要はあまりないとは思いますが、スライド側面の「MADE IN J.S.A」「MFG.MARUSHIN」の刻印が見分けポイントです。
買い取りのポイント
発火モデルガンですので、発火された物は満額査定ができません。悪しからずご容赦ください。ただ、発火した物でも、発火後のメンテナンスが適切であれば高価買取が見込めます。
中性洗剤での煤落としやシリコンスプレーによる防錆など、モデルガンメンテナンスの基本に沿った取り扱いをお願いいたします。
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