1990年代初頭にKTWより発売された「L96A1」エアガンは、マルコム・ダグラス・クーパーが興したアキュラシー・インターナショナル社の世界最高峰狙撃銃を、1990年の契約から2年の歳月をかけて完成されたモデルです。
特徴
オリンピック・世界選手権の金メダリストである天才シューター、マルコム・ダグラス・クーパーが興したアキュラシー・インターナショナル社が製作したL96A1は、308口径で800mを狙撃できる世界一の狙撃銃であり、英軍制式採用銃です。KTWのL96A1は、ボルト式エアーコッキング機構を採用し、実銃の精密な狙撃性能をエアガンで再現しています。特徴的なサムホールストックとバレル全体を覆うシュラウドを忠実に再現し、バイポッドを標準装備。実銃同様の重厚感あるボディと精密な作り込みにより、高い命中精度を実現しています。アキュラシー・インターナショナル社との正式契約により、実銃の図面や資料を基に開発されたため、細部に至るまで実銃を忠実に再現した本格派モデルとなっています。完成までに2年を要したというKTW最大の苦労作であり、その完成度の高さは今なお高く評価されています。
見分け方
L96A1は独特のシルエットを持つため、他のボルトアクションライフルとの識別は容易です。最大の特徴は、親指を通す穴が開いたサムホールストックを採用している点で、グリップ部分に大きな開口部があります。バレル全体が太いアルミ製シュラウドで覆われており、先端部分には特徴的なマズルブレーキが装備されています。ボルトハンドルは大型で操作しやすい形状をしており、レシーバー上部にはピカティニーレール相当のスコープマウントベースが一体成形されています。フォアエンド下部には折りたたみ式バイポッドが標準装備され、ストック後端には高さ調整可能なバットパッドが備わっています。全体的に角張った無骨なデザインで、狩猟用ライフルとは一線を画す軍用狙撃銃特有の機能美を備えています。
査定のポイント
KTWのL96A1の査定では、サムホールストックの状態が重要で、傷や打痕、ひび割れの有無を確認いたします。アルミ製シュラウドの塗装剥がれや凹み、マズルブレーキ部分の損傷も査定に影響します。ボルトアクション機構の動作がスムーズであること、ボルトハンドルや各可動部の摩耗が少ないことも重要です。バイポッドの展開・収納機構が正常に作動するか、脚部の曲がりや破損がないかもチェックポイントです。バットパッドの高さ調整機構が機能しているかも確認されます。スコープマウントベースの状態、特に傷や変形がないことも評価対象になります。外箱や取扱説明書などの付属品が揃っていれば査定額がアップします。アキュラシー・インターナショナル社との正式契約品という希少性と、2年の開発期間を要した完成度の高さから、コレクターズアイテムとして高い評価を得ており、全体的なコンディションが良好であれば高額査定が期待できます。
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