創設以来ほぼ歴史的なモデルのエアコッキングガン専業で、岩手県花巻市で活動を続ける孤高のメーカー・KTWの制作する三八式騎兵銃。
同メーカーの三八式歩兵銃より作られた初めたのは新しく、2015年からこれまで4ロット生産されています。
実銃の三八式騎兵銃
正式名称は「三八式騎銃」なのですが、ゴロがよくないのかこの名前で商品化される事の多い銃です。旧日本軍の顔役とも言えるボルトアクション式小銃・三八式歩兵銃を、騎兵や砲兵などの乗馬本分兵種向けに馬上での取り回しがいいように短縮化した物です。騎兵自体の役割が縮小した後にも戦車兵や飛行戦隊、空挺部隊に使用されました。後継の四四式騎銃・九九式短小銃ともども英語圏ではArisaka Carbineと呼ばれ、高価で取引されているようです。こちらも帝国陸軍の存在した時代を描くほとんどの作品に登場します。
製品の特徴
大正期に東京造兵工廠製で生産されたモデルを再現しており、そのこだわりぶりは歩兵銃同様。銃床には国産オニグルミ木材、バットプレートは岩手特産の南部鉄器、レシーバー、トリガーガードは亜鉛ダイキャスト製、ボルトハンドルなど主要な動作部分は鉄製で、コッキングすると「チャキーン」とリアルな音がします。
菊の御紋などの刻印ももちろん本物そっくり、同じくKTWから出ている樹脂製ダミーの三十年式銃剣などの着剣もできるなど、実銃再現の面では外観にもメカニックにもまったく隙のない品です。
可変ホップアップ機構も採用されており、マルイの0.25gBB弾基準で出荷時に調整済み。当然、現代的な光学機器なんか付けられるワケもないのですが、アイアンサイトだけで命中精度は天下一品です。
KTWの他にタナカワークスがガスガン・モデルガンを出していますが、これに負けず劣らずのデキです。
買い取りのポイント
定価が定価なので、状態がよければある程度の買取価格は期待できる品です。最近では台湾のS&Tもエアコキで廉価に三八式騎兵銃を出しているため、リサイクルショップなどでは見分けがつかないという理由で買い叩かれてしまう事もあるようです。販売期間が長く、亡くなったご家族の大事なコレクションとして発見される事も多い品です。遺品買取・出張買取の経験豊富なエアガン・モデルガン買取専門店がお薦めです。
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