KTWが販売するエアーコッキングガン「スプリングフィールド M1903A3」は、アメリカ軍で長年用いられたボルトアクション小銃M1903系のA3型をモデルにした一丁です。ストック以外を台湾の提携先で生産する設計で、KTWとしては初の全金属製アクション搭載モデルとして世に出されました。
特徴
スプリングフィールド M1903A3は、実銃の機構美を感じさせるボルトアクションの操作感と、使い勝手を考慮したエアコッキング機構を両立しています。ボルトを操作して給弾・抜弾の様子を再現でき、可動式のリアサイトは上下左右に調整が可能で、狙いを付ける楽しみも味わえます。外装は金属感のある仕上げで、エジェクターストップやファイアリングピン/セーフティ類も雰囲気ある作動が再現されています。内部はボルトでコッキングする構成で、給弾はマガジンプレート周りの機構を用いる方式でおよそ18発が収まる設計です。全長はおよそ1,120mm、重量は約3,200gほどで、ボルト後部からリアサイトにかけての“メカメカしい”重厚な表情がこのモデルの大きな魅力です。
見分け方
リアサイト〜ボルト後端にかけての“メカ塊”感が出ているかどうか。M1903系の特徴としてリアサイト周辺からボルト後端にかけての突起的で機械的な造形が目立つため、ここが明瞭ならM1903A3系を模したモデルと判断しやすいです。ボルトハンドルは短めで角ばった形状が多く、ハンドル形状やボルト後端の仕上げを確認してください。ストックが自然な木目でオイル仕上げが施されている個体はKTWの仕上げに近く、軽いフェイクウッド調やプラ感が強いものは別モデルの可能性があります。マガジンプレート形状と給弾口周り、金属部の仕上げと刻印の有無等が見分ける手がかりになります。
査定のポイント
スプリングフィールド M1903A3の査定では、木製ストックの割れ、欠け、打痕、磨耗や補修跡の有無を確認します。オイル仕上げのむらやべたつき、塗膜の剥離、ストックのつなぎ目やビス穴周辺はクラックが出やすいので入念にチェックされます。次に金属外装は、真鍮メッキや鋼部分のくすみ・変色・剥離、目立つ錆の有無を確認します。ボルト操作のスムーズさ、リアサイトのクリック感、マガジン・給弾口の蓋やロックが正常に作動するかも重要です。元箱、説明書、工具等の付属品は査定でプラスにやすいので、これらは必ず保管するようにしてください。オプションパーツなどでアップグレードの自由度が比較的高いことも特徴ですが、ノーマル状態の方がより高額査定になる可能性がありますので、カスタマイズしすぎにも注意が必要です。
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