KTWが製作する「モシンナガン 騎銃」(カービン)は、同社「歩兵銃」をベースに銃身と銃床を短縮し、取り回しを重視して設計されたモデルです。第二次世界大戦期にソ連軍で運用された短銃身モデル(M1891/44)をモチーフとしており、KTWでは折りたたみ式銃剣を装備した後期型を忠実に再現しています。
特徴
モシンナガン 騎銃の最大の特徴は、やはり折りたたみ式銃剣を実装している点にあります。銃剣は銃身右側に収納され、使用時には基部のラグを引いて展開し、180度回転させて銃口下に固定するという実銃同様の構造を採用しています。短縮化された銃身と銃床によって、全体の取り回しが格段に向上しており、ライフルモデルよりも扱いやすい印象です。照準器もカービン仕様の短距離向けリアサイトを装備し、1,000m刻みまでの目盛りを備えています。内部メカニズムは歩兵銃型と共通で、安定した射撃性能と確実なボルトアクション操作を実現。外観・構造ともに、モシンナガンシリーズの中でも実戦的でコンパクトなキャラクターが際立っています。
見分け方のポイント
モシンナガン 騎銃を外観で見分ける際は、まずその全長の短さ(約1,025mm)が最大の特徴です。歩兵銃に比べると銃身が明らかに短く、前方ストックの形状も詰まった印象を受けます。さらに、右側面に折りたたみ式の銃剣を収納する機構が備わっていることが識別の決め手です。銃剣基部にはラグとヒンジ構造があり、折りたたみ操作に対応している点がライフルモデルとの大きな違いです。また、リアサイトも縮小型で、距離目盛りが1,000mまでと控えめな仕様になっているため、長射程仕様の歩兵銃と見比べると一目で判別できます。金属部の刻印位置や、銃剣ロック周辺の構造形状も識別可能な要素です。
査定のポイント
査定時には、まずクルミ材ストックの状態が重要です。木部に割れや欠け、補修跡がないか、またオイル仕上げのツヤと色調が均一であるかが評価を左右します。金属パーツでは特に銃剣の折りたたみ機構周辺の摩耗や錆、ヒンジ部の緩みの有無がポイントで、折りたたみとロック動作がスムーズであるほど高評価となります。ボルト操作やコッキングの感触、ホップ機構の調整可否も動作確認項目として重視されます。さらに銃剣・外箱・説明書等の付属品が揃っているかで、査定額が上下します。実射性能だけでなく、構造的完成度の高さと希少性からコレクター需要が高いモデルであり、状態が良好であれば高価買取が期待できる一丁です。
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