KTWより2006年に発売された「ウィンチェスター M70 Pre64 スーパーグレード」エアガンは、同社「M70 Pre64」に最高級木製ストックを組み合わせた、M70シリーズ中最上級モデルです。
特徴
ウィンチェスター M70は、1937年に発売され、狩猟用ライフルとして多くのハンターに愛された名銃です。特に1964年までに製造された全削りだし鍛造品は「Pre64」と呼ばれ、ベトナム戦争初期には米海兵隊のハフコック軍曹が数々の伝説的な狙撃記録を残し、小説「極大射程」のモデルとも言われています。KTWのM70 Pre64 スーパーグレードは、M70 Pre64に最高級木製ストックを組み合わせた、エアガン史上最高級品と言えるモデルです。ボルト式エアーコッキング機構を採用し、実銃の装填・排莢動作を忠実に再現しています。アルミ削り出し一本物のテーパードバレルは黒メッキ仕上げで高級感を演出。最大の特徴は、アメリカン・ウォールナット最高級品を使用したストックで、キャストオフされ、チェッカリングは手彫り、先台先端とグリップエンドには縞紫檀を使用したオイル仕上げとなっています。全長1,130mm、重量3,000g、装弾数22発というスペックで、10mで30mm圏内のコインショットを実現しなければ出荷されない厳格な基準を持つ、観賞用としても実射用としても最高峰の本格派モデルです。2013年にモデルチェンジされ「スーパーグレード II」となりました。
見分け方
M70 Pre64 スーパーグレードの最大の特徴は、Pre64の細身のストックに対してボリュームを持たせた、アメリカン・ウォールナット最高級品を使用した木製ストックです。手彫りの細かいチェッカリングが施され、先台先端とグリップエンドには縞紫檀材がアクセントとして使われています。仕上げはオイル仕上げで、美しい木目と高級感が際立ちます。ボルトハンドル、ボルトリリースレバー、ボルトロックボタンなど、M70特有のボルト機構を完全再現。トリガーガード前部のマガジンプレートから装弾する独特の給弾方式を採用しています。銃身はアルミ削り出しのテーパードバレルで黒メッキ仕上げ、レシーバーも全金属製で重厚感があります。Pre64との違いはストックのみで、機構部は同一です。
査定のポイント
査定では、最高級アメリカン・ウォールナット製ストックの状態(傷や打痕、ひび割れ、オイル仕上げ)を確認いたします。手彫りチェッカリングの状態や、先台先端とグリップエンドの縞紫檀材の状態も重要な評価ポイントです。アルミ削り出しバレルの黒メッキ仕上げの塗装剥がれや傷、凹みの有無も重要です。ボルト機構の動作がスムーズか、ボルトリリースレバーやボルトロックボタンが正常に機能するか、マガジンプレートの開閉に問題がないかもチェックポイントです。KTW独自の10m30mm圏内という高い集弾性を維持しているかも重要な評価基準となります。外箱、取扱説明書、スペアマガジン、スコープマウントベース等の付属品で査定額が変わります。またオプションで購入されたスコープをお持ちの場合は、本体と同時に買取が可能です。KTWのM70シリーズ中最上級モデルとして、エアガン史上最高級品と称される木製ストックの美しさから、コレクターからの需要が極めて高く、全体的なコンディションが良好であれば高額査定が期待できます。
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